2014年10月17日

588)新聞之新聞に国際アンデルセン賞について書きました。

2014年10月10日の「新聞之新聞」に国際アンデルセン賞と上橋菜穂子さんのメキシコでの授賞式の様子について書かせていただきました。「新聞之新聞」は書店など出版ビジネスに必要な情報を提供する新聞です。
そんな専門紙に大きくページを割いていただき恐縮ですが、ぜひ多くの方に小さなノーベル賞と呼ばれる国際アンデルセン賞について知っていただきたいと思います。

  


Posted by 株式会社マイティブック    松井紀美子 at 21:05Comments(0)マイティブックについて

2014年10月17日

587)間もなく読書週間です

2014年の読書週間が10月27日から11月9日に開催されます。秋の読書、みんなで楽しみましょう。
そして、この読書週間を主催する読書推進運動協議会が発行する機関紙「読書推進運動」に、9月にメキシコに行き参加した第34回IBBY世界大会のレポートを2ページ書かせていただきました。

今年は、上橋菜穂子さんの国際アンデルセン賞受賞など、盛りだくさんの内容でお伝えしています。
読書推進運動協議会のホームページにも、同紙のPDFが掲載されているので、皆さんぜひお読みください!

http://www.dokusyo.or.jp/kikanshi/kikanshi.htm
感想もお待ちしています。



  


Posted by 株式会社マイティブック    松井紀美子 at 18:06Comments(0)マイティブックについて

2014年10月13日

586)東北復興支援で訪れた石巻と気仙沼

10月11日と12日、台風上陸が騒がれる直前、今年3回目になる東北に、気仙沼と石巻を巡る「図書館バス」(<あしたの本>プロジェクト:一般社団法人日本国際児童図書評議会(JBBY)、一般財団法人 日本出版クラブ(JPC)、一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)による被災地支援活動)のお手伝いとして、バスに同行しながらイベントを行った。
小さいバスに本を詰めて回る図書館バスだが、被災地の子どもたちとコミュニケーションできる良い機会である。マイティブックは出版社、本づくりの基本がわかる「パタパタ絵本制作ワークショップ」を現地で行い、4か所で約30冊の絵本を子どもたちと作った。

しかし、「図書館バス」といっても、なかなか子どもたちは寄ってはこない。
そこは私の得意とする積極的な一本釣りで、子どもたちと絵本を作りながら、いろんな話をした。
その中で印象的な子どものエピソードを紹介したい。

ひとつは、「大豆」少年たちである。
「図書館バス」は、気仙沼と石巻にあるスーパーマーケット数カ所の駐車場で月二回の貸し借りを行っているのだが、そんなこととは知らない中学生2名が、駐車場にやってきた。
絵本作りに興味を持つのは女子だろう、という先入観はあったが、私の高校1年の息子に近い男の子だし、なんとなくおばちゃんモードで話しかけてみた。すると、意外に本作りに興味はあるという。

私が東京出版社の人間だと打ち解ける前に、紙の面付けの仕組みに興味を持ったのか、パタパタ絵本作りに挑戦してくれた。パタパタ絵本作りというと、小さい子どもたちのワークショップのようだが、そこには、本づくりの基本になる紙の面付けという仕組みがある。そういった、ちょっと玄人的な言葉にくいついてきた少年たちは、興味津々で制作に挑んでくれた。
出来上がった本には、タイトルが必要である。表紙にはタイトルと作者の名前が必要なことを教え、タイトルを考えさせてみた。随分悩んだあげくに、一人の少年の作った絵本の表紙にはタイトル「大豆」、、、、。もう一人の少年が私に向かってちょっときまずそうに「これはないでしょう!」といいながらも、大笑い。実は彼らは、「大豆の変化」という学校の宿題のため、スーパーマーケットに大豆の変化商品を調べにやって来たのである。

彼ら自身、ここでおせっかいおばちゃんに出会うとも思わなかっただろう。絵本を作った後、「図書館バス」にあった大豆関係の本2冊を借りて(押し付けられて)帰っていった。こんな少年たちのまっすぐな日常がなんだか嬉しかった。この気持ちは、きっと被災地とは関係ない。日本の子どもたちの、まっすぐな育ちと触れる心地よさだった。そんな彼らを見ながら、支援するという言葉はあまり適切ではないとも感じる。ここにいる子どもたちは、「支援される」という受け身の立場より、自ら伸びるほうが楽しいことを知っているのだ。

そして、もう一人は小学生5年生。お父さんとスーパーにやってきて、「親子で絵本を作りませんか?」の私の声に入口で反応した男の子だった。

「やってみたい」という男の子に、お父さんは「そんなこと、やってもらっても困るんだ」の一言。「簡単ですよ、5分でできます。どうですか?」と言うと、父親は「勉強してもらうと困るんだ。大学行きたいなんて言ったら金がかかる。早く働いて欲しいんだ」、、、。それは、どこかで聞いた言葉だった。そう、戦後の混乱でうちの両親が子どもの頃に言われたという言葉。勉強したかったねえ、、、とい言う母の記憶が甦りる。そして、その親子は足早に立ち去っていった。東北の10月にしては暖かい日だったのだけれど、私の中に、寒い風が吹いてなんだかとても悲しくなった。

だが、10分ほどしてその男の子が走って戻ってきた。「お父さんが10分くらいなら、車で待ってくれるって!」と嬉しそうに言いながら…。そうだよ少年、君のお父さんは正直で素晴らしい人なんだよ、、、。
簡単パタパタ絵本と言っても、ヒントなしに折り上げるのは大人でも難しいのだが、その少年はあっという間に仕組みを理解し、本当に5分で仕上げてしまった。「お父さんは、すごいね。君の才能を見抜いたんだね」と言うと、嬉しそうに「うん」と言って、お土産の絵本(福音館さんから、何冊かギフト用の絵本を提供していただいています)を受け取り、またまた足早に帰っていった。
本当は、もっといろいろ教えてあげたかったけど、車で待っているお父さんの気持ちも良くわかる。手早く5分で終わらせたが、自分の名前の書いてあるあの絵本が親子のコミュニケーションになってくれればいいなと思わずにはいられない。子どもの笑顔が親の希望になるんだから。

震災から3年経った。でも、3年経ったからこそ、どんな支援が必要なのかが見えてくるのだと思う。
今回は2日間だったが、支援の在り方を深く考える機会でもあった。
絵本ワークショップに参加(無理矢理?)してくれた皆さんありがとう。

ただ、被災地の状況も千差万別で、どれが一番有効で本当に必要かという手段は、3年で見えることもあれば、もっと長い年月が必要なこともある。
でも、私が感じたのは、大人のそんなストレスを日々子どもは受けながら暮らしていても、自らの成長を生きる糧にしていることだ。そして、子どものそんな成長を支える社会を作ることが、私たち大人が生きる目的なんだということ。まだ3年、もう3年、、、こうやって毎年時間を心に刻みながら、その時々に合う、コミュニケーションをするために、これからも東北へ訪れようと思う。



  


Posted by 株式会社マイティブック    松井紀美子 at 23:42Comments(0)子育てノート「毎日がファンタジー」

2014年10月13日

585)カンボジアの子どもたちレポートです

カンボジアの歴史を知れば知るほど、国の政治が人々の生活に影響し、最悪の結果をも招くこともあるという現実が見える。ちょうど1980年前後にシンガポールに暮らしていたのだが、字が読めるというだけで殺されてしまった国が近くにあったことさえ知らなかった。 
そんなカンボジアだが、少しづつ希望の光を取り戻してきている。
もちろん、ゆっくりとではあるが、、、。
そんなこれからの希望の光を担う子どもたちに、読書という想像する世界の素晴らしさを伝える図書館バスの取材を行ってきました。

この活動をカンボジアで推進するSIPARは、子どもの育ちを本を通じて支援する団体などに贈られる国際賞「第21回「IBBY朝日国際児童図書普及賞」を受賞しています。

そのSIPARの活動風景を「学校の図書館」の最新号 2014年 秋号でレポートしました。
SIPARの夢は、「この図書館バスが必要なくなる日」という言葉に東北の被災地の姿が重なります。

ぜひお読みください。 

特集:図書館振興財団の助成事業
申請の前に知っておきたいこと
2015年度募集事業・長野県図書館協会の実例
助成を申請する前に知っておきたい20のこと/ 定価1000円(税別)
http://www.toshokan.or.jp/owl/index.php

  


Posted by 株式会社マイティブック    松井紀美子 at 13:01Comments(0)マイティブックについて