2016年04月09日

600)曹文軒先生 2016年国際アンデルセン賞おめでとう!

NHKのドラマ「精霊の守り人」がスタート、作者の上橋菜穂子さんが2014年国際アンデルセン賞の作家賞を受賞するIBBYメキシコ大会の様子がテレビで流れています。
その場所に私もいたんですよ!

そして、同時に、画家賞を受賞したのがホジェル・メロさんです。
受賞前から親しかった彼の絵本『はね』の日本語出版に動いていたので、とても驚きました。
マイティブック10年目、神さまがくれたプレゼントだと、自分が受賞したわけではないのですが、もう気分は最高でした。




あれから2年、国際アンデルセン賞は2年に1度の賞なのですが、今度は『はね』の作者 曹文軒さんが、上橋さんに続き2016年の国際アンデルセン賞を受賞したのです。

『はね』は、Wアンデルセン賞作家の絵本になりました。
出版人として、このような絵本を手掛けることができたのはとても幸せなことです。

曹文軒さんは、中国では有名で、文革前後の貧しい中国の暮らしや人間の暖かさを描く作家です。
中国で人気の小説「草房子」は映画化され、日本でも「草ぶきの学校」で公開されました。
日本にも東京大学の客員教授や、日中シンポジウムの講師として数回訪れています。

2007年に行われた日中児童文学シンポジウムでは、曹先生がハリー・ポッターに対して非常に否定的な意見を、日本の児童文学研究者で翻訳者の清水 真砂子さんと交わしていた、、など日本とはかなりおつきあいの深い作家さんです。

その曹先生と、ホジェル・メロさんの絵本が、中国で出版されるという話を聞き、さぞや良い本に仕上がることを、確信していました。

が、まさかその後に両氏が国際アンデルセン賞作家になるとは思っておりませんでした。

本当におめでとうございます。

最近の中国では、国内で人気のある作家や画家を、世界で注目される作家や画家とコラボして、面白い本を作る、といった挑戦的な子どもの本が数多く出版されるようになりました。
今回のWアンデルセン賞の本の誕生は、そういった長期間の地ならしの結果実ったものです。
新しいものが、どんどん生まれていうる様子は、上海国際児童書ブックフェアを訪れても見ることができます。

日本は、どうでしょう。

子どもの数が増える国と減っていく国の現実があります。
売れそうなものしか作らない。
話題になったもの、知名度の上がったものを、後追いで本にする、、そんな方向に向かっています。
そういう意味で、新しい何かを生み出そうとする活気のある中国をうらやましく思います。

そして、その挑戦的な絵本を、日本では売れない、、、、と言われても、
「いいものはいい!」と、出版して本当によかった。

世界中で画家と作家が2年に一人しか受賞できない、小さなノーベル賞と言われる国際アンデルセン賞。
曹先生 おめでとう! ニュージーランドの表彰式でお会いいたしましょう!

http://www.amazon.co.jp/dp/490261734X



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Posted by 株式会社マイティブック    松井紀美子 at 16:14│Comments(0)マイティブックについて
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